【書籍紹介】異端の福祉
![](https://i0.wp.com/kyozainoki.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_2605.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
今回紹介するのは、高浜敏之さんが書かれた”異端の福祉”という本です。
著書の高浜さんは、2020年に8月に株式会社土屋を起業。
重度障害者を24時間在宅で支援する重度訪問介護事業所「ホームケア土屋」を展開。
2023年1月には47都道府県でサービスを提供する体制を整えられた方です。
”異端の福祉”という題名の通り、福祉の世界を株式会社で運営し、利益を追求して従業員にしっかりと給料を支払うために、どのような視点で会社を運営しているのかというビジネス書です。
ただ個人的にはビジネス書としてというよりも、この本をきっかけに、重度障害者を24時間在宅で支援する重度訪問介護事業所があるということについてもっと広まってほしいという意味で、オススメの本です。
本の中には、訪問介護の中での具体的なやりとりについても紹介されているため、「重度障害者の訪問介護って何?」と思っている人にも、どんなことをするのかイメージしやすいのではないかと思います。
重度障害者の生きる選択肢の多くは、施設への入所か家族での介護というのが現状だと思います。
まずは24時間介護を受けることができるという選択肢を知ること、そしてその事業が各都道府県にあるということが多くの人に広まってほしいと思います。
生きる選択肢の幅が広がることは、人生を豊かにすることにつながると思います。
この本をきっかけに、たくさんの人に、重度障害者を24時間在宅で支援する重度訪問介護事業所があるということを、知ってほしいなと思います。