体験の不足

通信制高校で働いていた時に、一泊二日の課外活動に同行した時のこと。

夜ご飯を作る時に何をしたら良いか困ってる生徒がいたので、「玉ねぎの皮をむいてくれる?」と声をかけました。

しばらくたって様子を見ると、玉ねぎの前で固まったままの生徒。「何か困ってる?」と声をかけると、「むいたことがないのでどうしたらいいのかわかりません。」とのこと。

昨今、家庭による体験格差はよく言われていますが、改めてそのことを実感したエピソードでした。

旅行、習い事等の体験不足はよくニュースになりますが、それよりももっと生活に必要なスキル自体を体験したことがない。なかなか根深い問題だなぁと感じました。

支援学校時代に授業の中で色々な体験ができるようにと考えながら、体験が体験で終わることに難しさを感じることも多くありました。

でも、このエピソードをきっかけに、体験自体が大切なこともあるのだと思うようになりました。

今後も、家庭による体験の格差は広がっていく可能性が高い気がします。

どこでその体験を補うのか、難しい問題だなぁと感じます。

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