【書籍紹介】ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援

今回紹介するのは、湯澤正通先生・湯澤美紀先生が書かれた”ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援 学習困難な子どもの指導方法がわかる!”という本です。

”ワーキングメモリ”とは

なんとなくわかるようで、でも人に説明するとなるとどう説明したらいいかわからない…
そんな風に感じている人は多くいるのではないかと思います。

この本では、ワーキングメモリを脳の黒板として例え、
”情報を一時的に覚えておきながら、目的に合わせて取り出し、考える働き”
と説明しています。

また、ワーキングメモリを以下4つの側面で捉えています。

言語的短期記憶:言葉や数などの音声情報を覚えておく【記憶】

言語性ワーキングメモリ:音声情報を処理しながら保持する【記憶・処理】

視空間的短期記憶:形や位置などの視空間情報を覚えておく【記憶】

視空間性ワーキングメモリ:視空間情報を処理しながら保持する【記憶・処理】

こういった領域のどの側面に弱さがありどのような支援が必要なのか、またどの側面は得意なのか、不得意・得意を把握して支援していくことが大切だと述べています。

具体的な子どもの例を出しながら、日常生活や学習においてどんなことでつまずきやすいのかワーキングメモリの特性にあわせてどのような支援が必要なのか、解説されています。

ワーキングメモリってなに?と思っている人はもちろん、ワーキングメモリについての理解を深めたい!と思っている人にもオススメの一冊です☺

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