【書籍紹介】うちの子は字が書けない
今回紹介するのは”「うちの子は字が書けない」”、”「うちの子は字が書けないかも」と思ったら”、という2冊の本です。
発達性読み書き障害って何?ということが、漫画+専門家の解説で、とてもわかりやすくまとまっている本です。
1冊目、”うちの子は字が書けない”は、小6の時に発達性読み書き障害と診断された作者の息子さんフユくんの物語です。
幼稚園から小6までの診断される前の様子、そして診断を受けた後の小6~高校生までの様子が描かれています。
その中で、フユくんが実際にどんなトレーニングをしていたのか等も、紹介されています。
漫画なのでとても読みやすい☺
当事者の想い、保護者の想い…エピソードの中に散りばめられているので、より気持ちが伝わってきます。
割合としては、40人のクラスに3人程度はいると言われている、発達性読み書き障害。
”もっと発達性読み書き障害を知っている人が増えてほしい”という作者の想いが込められた一冊です。
2冊目、”「うちの子は字が書けないかも」と思ったら”は、作者の息子さんフユくんのその後、娘のナツさんの発達性読み書き障害について(一冊目が出版された後に娘さんのナツさんも診断を受けた)の物語です。
こちらも1冊目と同様、漫画+専門家の解説(2冊目のほうがより解説が詳しい印象です)で、わかりやすくまとまっています。
また、学校への合理的配慮を求めるための手紙のサンプルも紹介されています。
ナツさんは、英語が極端にできないことで発達性読み書き障害の診断を受けたそうです。(英語だけが特にできないという発達性読み書き障害もあるそうです)
1冊目を読んでから読むと、フユくんとナツさんの診断の捉え方、合理的配慮に対する思いの違いがよくわかり、診断を受けてどう感じるのか、どうするのかは人それぞれなんだなぁと、気付かせてくれます。
”発達性読み書き障害ってなに?”、”合理的配慮って何だろう?”
そんなことを考えさせてくれる2冊の本です😊