「学ぶ」ってどういうことだろう?

タイトルの通り、今日は「学ぶ」ということについて、自分なりの想いを書いていこうと思います。

(後日、「遊び」についての想いも更新予定です。)

以前の投稿「”きょうざいのき”について」で、「遊ぶ」ことと「学ぶ」ことを大切にしたいと紹介させてもらいました。

少し大げさかもしれませんが、私は生きることは「遊ぶ」ことと「学ぶ」ことだと考えています。

遊びと学びが人生を豊かにしてくれる、だからこそしっかり遊んで学びを楽しみながら生きていきたい、これは私自身が日々大切にしていることでもあります。

障害の有無に関係なく、人生を豊かに楽しめる人が増えていったらいいなぁと思っています😊

「学びたい」と思うこと

わたしにとって「学ぶ」ことは、「学びたい」「もっと知りたい」「できるようになりたい」と自らが思うことだと思っています。

そしてその気持ちは、”何かに夢中になること”からうまれると考えています。

そして子どもにとっての夢中になる何かは、基本的には「遊ぶ」ことだと思います。

「遊ぶ」ことへの想いは、こちらからご覧ください。)

なので、子どもの「学び」を考えるときには、どうやったら・どんなことなら夢中になれるか、という視点を大事にしています。

学校では、授業や日常生活の中で多くの目標が設定されますが、その目標が子ども自身が「学びたいこと」ではなく、大人が「学んでほしいこと」であることが多い気もします。

もちろん、「学んでほしいこと」をどうやったら学べるか考える視点も大切なことです。
でも、大人が「学んでほしいこと」にこだわりすぎることで、それによってしんどい思いをしまう子どももいます。

子どもが「学びたい」と思っていることをどうやったら伸ばせるか、という視点もあわせてもてるようになったらいいなぁと思います。

教材から「学ぶ」ことで得られること

自ら「学びたい」と思うことを大切にしていますが、教材を使っての1対1での指導も大切にしたいと考えています。
その理由は、大きく二つあります。

●「学び」につながるきっかけをつくること

●小さな達成感をたくさん積み重ねていくこと

この二つのことについて考えていきたいと思います。

「学び」につながるきっかけをつくること

「学び」につながるきっかけをつくるとはどういうことでしょうか?

基本的には自発的な学びを「学ぶ」ことと捉えていますが、障がいがあると言われる子どもたちは、その特性のため、外界への興味が向きにくかったり、自ら「学ぶ」ことを広げにくかったりすることが多くあります。
定型と言われる子どもたちが、成長の過程で自然に興味をもつことに、全く興味を示さないことも多いです。

そういった特性に考慮して、支援者側が、興味や学びを広げるきっかけを作ることは大切なことだと思っています。

教材を通して、”目の動かし方を学ぶ”、”身体の動かし方を知る”、”手先の使い方を練習する”、”文字が読めるようになる”、”計算ができるようになる”…と色々なことを学ぶことで、自分では注意が向きにくかったことに注意を向けること、気付きにくかったことを知ることができるようになります。
これは教えてもらって学んだことにはなりますが、その学びが自ら「学ぶ」ことにつながることだと思います。

教材の内容を訓練的に練習してできるようになることが目的ではなく、教材を通して自分では気づかなかった学びを知ることで、自発的な「学び」が広がっていくのではないかと考えています。

小さな達成感をたくさん積み重ねていくこと

特性のある子どもたちは、これまでの経験から「できない」をたくさん積み重ねていることが多くあります。
小さい頃から「できない」が積み重なっていくと、色々なことに対して意欲が低下したり、拒否したり場面が増えていきます。

だからこそ、たくさんの「できた」を積み重ねることは、とても大切なことだと思います。

(よかったら、過去の投稿「できた」ことを共有するも見てみてください♪)

教材を通しての学習では、一つの教材で最低一つの「できた」を提供することができます。

そして「できた」という達成感が積み重なっていくと、「もっとできるようになりたい」という意欲につながっていきます

その気持ちが「学ぶ」ことを広げていく力になります。

教材を使って学ぶことは、できないことをできるようにすることでも、(支援者側が)してほしいと思っていることに取り組んでもらうことでもありません。

たくさんの「できた」ことを積み重ねて、「学ぶ」ことの楽しさを感じ、「学びたい」「もっと知りたい」という気持ちを膨らませていくことだと思っています。

自ら「学びたい」と思う気持ちを育てるために、教材を通して提供する学びも大事にしていきたいと考えています。

まとめ

「学ぶ」ということは自ら「学びたい」と思うことだと思います。

そのためには、子どもたちに”何か夢中になること”があったらいいなぁと思います。

そしてその土台として、学びの基礎となる力を教材を通して育てていくことも大事なことだと思います。

生きることは「遊ぶ」ことと、「学ぶ」こと

「遊び」と「学び」、私自身も大切にしていきたいです☺

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